磨き上げた技術と
経験で人を救う

よしクリニック

勤務医時代は、腕利きの形成外科医としてさまざまな難しい現場を任されてきた。長きにわたり経験を重ねて技術を研ぎ澄ませてきた医師が、練馬の地で自身のクリニックを立ち上げ、評判となっている。地域医療に尽力するその姿に迫った。

01

地域の人が絶大な信頼をおく理由

東京・練馬。地元の人や、練馬駅に向かうサラリーマンたちで賑わう道そばに、地元の人に愛されるクリニックがある。
 2019年、練馬駅すぐそばに誕生した「よしクリニック」。診療科目は皮膚科、形成外科、美容皮膚科に対応し、日々訪れる患者のさまざまな症状の診療にあたっている。地元を中心に多くの人が通っており、「家の近くにこんなクリニックがあって嬉しい」「優しく丁寧に説明してくれるので、安心して治療が受けられる」など、高評価を得ている。三世代で通う家族もおり、すっかり地域のクリニックとして定着した。

診療を行っている中野貴光院長は、柔らかい雰囲気を持つ医師だ。患者の想いにじっくり耳を傾けて、穏やかに患者に語りかける。大切にしているのは、この治療がなぜ必要なのか、どういう結果になるかをきちんと患者に説明することだ。「治療を行い、同じ結果を生むにしても、きちんと説明しているかどうかで、患者さんの反応は異なるものになります。どういう結果になるかきちんと説明することで、患者さんの喜びにつなげていきたい」と、中野院長は明かしてくれた。患者自身が納得する治療を、確かに行っていく。それを可能としているのは、尋常ではない量の学識と積み重ねてきた経験だ。

中野院長は開院に至るまで20年以上にわたり、大学病院を始め関連病院にて形成外科・美容医療の診療に携わってきた。一つ取得するにも厳しい要件が定められている専門医や指導医の複数にわたるライセンスを所持しているが、その中でも日本形成外科学会形成外科専門医、日本熱傷学会熱傷専門医、日本レーザー医学会レーザー専門医、日本手外科学会手外科専門医という、この4つのライセンスを揃えている医師は中野院長の他、日本でも類を見ない。
これらライセンスに裏付けられる学識と経験により、あらゆる症例、手術に対応する。中野院長がこれほどまでにひたむきに医師として道を究めている理由は、自分自身が医師に命を救ってもらった、幼少期の経験にさかのぼる。

02

真っ先に頼られる医師になる

3歳のときに命にかかわる重症のやけどを負った。当時開設したばかりの東京女子医科大学形成外科に運び込まれ、皮膚移植の手術を受けて何とか一命を取り留めた。後に、自分を手術してくれたのは、「別のお医者さまだったら死んでいた」と評されるような名医だと知った。高校2年生のときに受けた職業適性検査の結果で、向いている職業として「医師」があった。それを見た瞬間、自分の根底にあった幼少期の経験が浮かび上がり、結び付けられた。命を救ってもらった医師のような、形成外科医になろうと決意した。
筑波大学医学部を卒業し、かつて命を救ってもらった東京女子医科大学形成外科に入局を果たす。

いつも心の中にあったのは、自分の命を救ってくれた医師のこと。「この人だからこそ、救える」。そんな信頼を預けられる腕利きの医師になろうと、研鑽を重ねてきた。そしていつの間にか、困難な症例に直面すると「中野先生にお願いしよう」と頼られる医師となった。
いつしかじっくりと腰を落ち着けて自分の理想とする医療を提供できるクリニックの開設を望むようになり、開院の地としていくつか候補がある中で、運命に導かれるように選んだ場所は、医師に命を救われた当時に住んでいた練馬だった。開院以来、来院者は日に日に増加しているが、患者と向き合う時間はこれまで同様に充分確保したいという。「説明の資料を準備しておくなど効率化も大切にしつつ、来たいと思っていただける全ての患者さんをできる限りしっかりと診ていきたい」と中野院長は話す。

医師として一番やりがいを感じる瞬間は、治療を受けた患者の喜ぶ顔を見ること。中には何十年も親子で悩んできた悩みが解決し、泣いて感謝する患者もいて、そんなときは日々の努力が報われる、何事にも代えがたい瞬間だという。それぞれの患者が抱えるさまざまな悩みに向き合い、練馬の地で末永く医療を行っていくつもりだ。

同クリニックには子供も多く来院し、青あざや血管腫、蒙古斑といった疾患に対するレーザー治療も行っている。「1歳前の乳幼児のうちに治療を行う事が理想です。体が小さいので治療範囲も小さいままですみ、皮膚が分厚くなる前に治療を行うので効果が高く、治療の痛みなどの嫌なこともすぐ忘れてくれます。気になることがあれば早めの来院を」と、呼びかける。
もし何か心配なことがあれば「よしクリニック」を訪れるといいだろう。優しい院長が親身になって話を聞いてくれ、裏打ちされた知識と経験により、確かな希望の光を灯してくれるのは間違いない。

よしクリニック院長

中野貴光

筑波大学医学部卒業。同年、東京女子医科大学形成外科学教室入局。20年以上にわたり大学病院、関連病院にて形成外科・美容医療の診療に携わる。2019年よしクリニックを開設。 日本形成外科学会形成外科専門医、日本熱傷学会熱傷専門医、日本レーザー医学会レーザー専門医、日本手外科学会手外科専門医、日本形成外科学会小児形成外科分野指導医、医学博士。

https://yoshi-clinic.com/