地球貢献に尽力する
パワーの源

株式会社AHP

外資系航空会社や旅行業の経験を活かし、地球や社会を超えた地球貢献に尽力する株式会社AHPの稲垣静枝代表。自身を「ミッション(使命)に生きる超ユニークなパワフルウーマン」だという稲垣代表に、そのパワーの源を聞く

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自分のミッションを達成するために

宮城県の米どころ、登米市に生まれ育った稲垣代表は、元々弁護士を目指し法学部を受験するつもりだったが、進路決定の際に急に父から「女が大学に入るとは何事だ」と言われ、専攻を変更した。「たまたま英語が得意だったから」と神田外語学院の通訳ガイド科へと進学する。学生時代の友人が航空会社の地上スタッフを目指していたのに影響され、卒業後は外資系の航空会社に勤務した。その後、留学カウンセラーや旅行業へと転身するが、そこには「永遠に旅人でいたい」という思いがあったという。「航空会社や旅行関係の仕事は世界中を網羅できる。自分が行けるのはもちろんですが、自分が行けなくてもお客様に行っていただける。どこかに所属することや拘束されることが大嫌いでしたから。縛られることなく自由に世界を泳ぎ回ることができる仕事は自分の性に合っていました」と語る。

就職した航空会社も自ら電話をかけて採用試験があるかを聞き出し、転職先の留学カウンセラー会社も海外留学や生活経験がないのにもかかわらず、体当たりで採用をもぎ取った。「挑戦が好きなんですよね。挑戦しないのは性に合わないので、常に挑戦。旅行業のときはパワースポットを巡るスピリチュアルツアーを企画していたので、毎日朝5時半に起きて世界中の旅行会社に『あなたの国にパワースポットはないか』とメールを送っていました」と振り返る。

また、小さいころから世間に対して違和感を持っていたという稲垣代表は「『生まれた時のように21世紀型プロジェクトを⾏うため純粋でいたい』、そして『地球をよくしたい』という思いが全ての原点で、それをかなえるためにはどうしたらいいのか、とさまざまなセミナーにも参加しました」と振り返る。

当時、参加した海外のセミナーでは、アメリカ人やドイツ人が集まる中、日本人が稲垣代表ただ一人といった時も多かったが、「世界中、いいなと思ったらすぐ行っちゃうんです」と笑う。稲垣代表は「昨年(2023年)12月に71歳になりましたが普通なら引退を考える年齢かもしれません。でも、私は70歳から再稼働。何のために生かされているかを見極めながら、ミッションを達成していきたい」とパワフルさは今も変わっていない。

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地球に貢献するための取り組みを

自身は経営者タイプではないという稲垣代表だが、持ち前のパワフルさとこれまでの経験を生かしつつ、コンサルタント育成に取り組んでいる。

そして、金儲けではなく地球に貢献できているかどうかを軸に、正しいことを正しく発信することを理念に掲げている。 地球規模の気候変動が問題になる中、稲垣代表は「この地上に生きる一人一人 地球、自然のことを考えて生きてきた人は何人いるでしょうか? 自分の体が添加物などで汚れてしまうことは、自分をとりまく川、海、すべての自然も汚れていることを意味します。まだまだ一人一人が地球のために何かできることをしようとする力はほんのすこしで、点の存在でしかないんです」と訴える。

そんな現状を変えるために2022年8月6日、この地球を再び元気にするための会社、株式会社AHPを創立した。「利益を得るための会社ではなく、世界の意識ある、また志のある方々と組んで点ではなく、面の活動を行っていくために、自社の利益ではなく、自然と共生している地球のために、人間が人間らしく健全に生きるプロジェクトや取り組みを理念に沿って行って、今後も地球に貢献していきたい」と展望を語る。

株式会社AHP代表取締役

稲垣 静枝

1952年 ⽣まれ。外資系航空会社勤務を経て、国際⾊豊かな会社にて留学カウンセラーとして勤務。世界中の学校を視察。34歳で独⽴し、21世紀型プロジェクトを⾏うため株式会社アクエリアンハウス・プロジェクツを設立。JUST(Japan Universal Spiritual Therapy)の創始者&唯一のティーチャー。